『ポール・ケアホルム』展 セミナー感想 

P1020162.jpg




セミナー聞いてきました!非常に充実した時間でした。
やっぱりインテリアは面白いです♪

簡単ですが、まとめてみました。


ポール・ケアホルム(以下PK)について

 


 


数年くらい前から脚光を浴びている
理由の一つとして、smapのCDジャケットやドコモのFOMA「N702iD」・「N703iD」などのプロダクトデザインを手掛けた佐藤可士和(かしわ)氏がPK愛好家だということ

PKのデザインについてコメント
「決しておせおせではなく、むしろ控えめである。しかし、緻密な計算でズバッと言い当てている」
佐藤可士和氏の元気の源泉

PKの4つのキーワード
・ヘビースモーカー
・幾何学模様を好んだ(ピエト・モンドリアンの影響)
・妻であり建築家であるハンナ・ケアホルムの存在(ご健在です)
・闘牛士(故郷はデンマークだが、プライベートでスペインに家を建てるほどスペインが好きだった)

PKの歴史
若い頃から、お国柄家具職人だったPK。その才能は若い頃から発揮されマイスター制度を取得。(家具を作る技術や知識は若い頃に開花した)

こよなくして、PKは家具職人に飽きてしまい、デザインを学びにコペンハーゲンへ
コペンハーゲン工芸学校で教鞭をとっていたのがハンス・J・ウェグナー(北欧家具の巨匠)とヨーン・ウツソン(オペラハウスをデザインした人)。特にハンス・J・ウェグナーからは多大な影響を受け、「どの角度から見ても完璧なものをつくる」ということを学んだ。

卒業後、1952年フリッツ・ハンセン社に入社
同年に「PK0」製作。発売の候補にあがるが、実際フリッツ・ハンセン社から発売されたのはアルネ・ヤコブセンの「アント・チェア」。結局「PK0」は未発表に終わる

アント「アント・チェア」アルネ・ヤコブセン

 



「PK0」ポール・ケアホルムPk0.jpg



不服に思ってか1年で退職
コル・クリステンセン社に入社。1955年に代表作「PK-22」を発売する。木とスチールを上手く組み合わせたデザイン
PK22.jpg「PK22」ポール・ケアホルム


PKがインスピレーションを受けたもの
・自然
 自然にある姿が最も美しいフォルムである
・古代デザインの原型
 そもそも形の原型とは何か?古代から普遍で受け継がれてる形こそ究極である
・バウハウス
 ドイツのデザイン学校 世界中に多大な影響を与えた
・デンマークデザインの伝統
 木のぬくもり ハンドクラフト

PKがよく言っていた言葉
「Not a furniture designer but Furniture architect」 
 (家具をデザインするのではなく、家具を製作するのだ)

死して再びフリッツ・ハンセンへ
PK死後、製品の販売権がコル・クリステンセン社からフリッツ・ハンセン社へ譲渡され、現在に至る

限定生産された「PK0」
1997年、フリッツ・ハンセン社が創立125周年を記念して600脚を限定販売する
製作されたのが1952年。45年の歳月を経て、製品化に至る


「アント・チェア」販売の影にPKが泣きを見ていたとは驚きでした。
時は経って、やっぱり良い物であったということで製品化される。
時代は続いているんですね〜。

セミナ−は終わってしまいましたが、『PK』展は3月4日まで開催しています。
世界で600脚しかない「PK0」も展示してありました。もちろん、他のPK作品も「PK22」を始めいくつか展示していました。「PK0」は非売品だそうでしたが、他のPK製品を買われた方はPKのカタログがもられるそうです。
一度にこんなにPK作品を見られることは滅多にないと思うので、ヤマギワへ行ってみられてはいかかでしょうか?見るだけでも価値アリだと思います。


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[ 2008/02/10 14:45 ] [ 編集 ]
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